AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di IIをAPS-Cサイズのセンサーを持つデジタル一眼レフカメラに装着すると35mmフィルム換算で27-300mm*相当の画角となる。つまり、広角から望遠までをこれ一本で撮影できるということになるのだ。レンズ自体も軽量でコンパクトということもあり、ひとり旅の沖縄にはもってこいのレンズといえる。
というわけで、実際にこのレンズを持って沖縄に行ってきたわけだが、とにかくレンズ交換なしであらゆる被写体にカメラを向けられるのがうれしかった。たしかに、一眼レフカメラのメリットというのは被写体とその撮影意図に応じてレンズを替えられるということがある。だが、これも撮影シーンなどによる。撮影シーンが決まった仕事での撮影なら特定の単焦点レンズなどを何本か持って行けばいいが、旅行となるとどんな被写体に出会うかも想像できない。

また、重たい機材を持ってくれるスタッフもいないため、荷物はできるだけ軽いほうがいいのだ。レンズをいっぱい持って行くとそれだけいい写真が撮れるのではと思う人もいるかもしれないが、旅行写真などではフットワークのよさがモノをいうこともあるのだ。実際、この18-200mmを使ってみて痛感したのが、目で見てイメージした写真の仕上がりを、そのままズーミングで切り取ることができるという快適さだ。しかも、最短撮影距離が45cmと短いため、マクロ撮影もこなせる。海辺に出て広い風景を撮るもよし、貝殻や南国の花などに思い切り近づいてテレマクロで切り取るのもよい。デジタル専用設計のレンズというだけあって、逆光などでもしっかりとした描写が得られるため、まさに「無敵の旅行レンズ」といえよう。

掲載された写真を見ていただければ分かるが、非常にバリエーションに富んだ写真が撮れるのである。もし、みなさんが旅行のついでに作品撮りをしてこようと考えておられるなら、ぜひこのレンズ一本で勝負してみてほしい。

*今回使用のニコンボディでの換算値