600mmの超望遠ズームレンズで迫力のあるショットを、より美しく
野鳥やワイルドライフ、スポーツ、飛行機などの撮影を存分に楽しめる150〜600mmの超望遠ズームレンズに、手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」と超音波モーター「USD(Ultrasonic Silent Drive)」を搭載。
手持ち撮影の機会を増やし、スピーディなピント合わせで快適に撮影できます。
光の反射を大幅に防ぐeBANDコーティングなど、タムロン独自の技術を組み合わせた先進の光学設計が、諸収差を徹底的に補正し、フレアーやゴーストの少ない高画質な映像表現を可能にします。

(フルサイズのデジタル一眼レフカメラで撮影) © Ian Plant
LD(Low Dispersion: 異常低分散)レンズ3枚を効果的に配置し、望遠側での課題であった軸上色収差を徹底的に補正します。タムロン独自開発のeBANDコーティングとBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングを効果的に施すことで、大幅にフレアーやゴーストを抑制し、クラストップレベルの高画質を達成しました。

フレアー、ゴーストの発生を劇的に抑えます。
※写真はeBANDコーティングの効果を比較するための作例です。
A011による撮影ではありません。
可視光の波長よりも小さいナノレベル(1nmは1/1,000,000mm)の微細構造を持つ超低屈折率の薄膜を、高精度なマルチコーティングの表面に形成した先進のコーティングを新たに開発。
超低屈折率のナノ構造膜と、従来のマルチコーティング技術との融合により、飛躍的な反射防止性能を発揮します。
そのため、フレアー、ゴーストの原因となる光の反射を大幅に抑制し、クリアでヌケのよい画像を提供します。

タムロン独自開発の手ブレ補正機構。3つのセラミックボールを介して、3つの駆動コイルが補正レンズ(VCレンズ)を電磁的に駆動する「3コイル方式」を採用。これにより、VCレンズはボールとの接触だけで保持される構造となり、摩擦抵抗が少ない滑らかな動きを実現します。
また、VCレンズを電気的な制御だけで平行に移動させることができるので、機械的な構造がシンプルになり、レンズ本体の小型化をも可能にしました。

光学設計の工夫により、超望遠600mmをカバーしながらφ95mmのフィルター径を実現し、レンズの大型化を防ぎました。またブランドリングに重厚感のあるタングステンシルバーを採用するなどデザインも一新。堅牢な三脚座も大きくなり、安定性と操作性が向上しました。

静粛性に優れ、高トルク・高レスポンスでスピーディなピント合わせが可能です。

三脚への装着時の安定性・操作性・頑丈さを求め、従来とは異なる形状の三脚座を採用しました。

(フルサイズのデジタル一眼レフカメラで撮影) © Ian Plant
フルタイムマニュアル機構により、オートフォーカス撮影時でもフォーカススイッチの切り替えなしに、マニュアルフォーカスによるピントの調整ができます。被写界深度が必然的に浅くなる望遠域の撮影においても、スムーズで緻密なフォーカシングを可能としています。

マウント部分をはじめ、レンズの各箇所に内部へ水滴が侵入しにくい構造を採用し、屋外での使用にも配慮しています。

プロテクションラバーはレンズの傷防止や転倒を防止する為の機構です。タムロンにおいては初めての試みになります。
外観デザイン
製品情報
製品仕様
モデル名 | A011 |
---|---|
焦点距離 | 150-600mm |
明るさ | F/5-6.3 |
画角(対角画角) |
16゜ 25' 〜4゜ 8'
(35mm判フルサイズ一眼レフカメラ使用時) 10゜ 38' 〜2゜ 40' (APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ使用時) |
レンズ構成 | 13群20枚 |
最短撮影距離 | 2.7m |
最大撮影倍率 | 1:5 |
フィルター径 | φ95mm |
長さ*1 | 257.8mm* |
最大径 | φ105.6mm |
質量 | 1,951g*(着脱式三脚座を含む) |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り*2) |
最小絞り | F/32-40 |
標準付属品 | 丸型フード、着脱式三脚座 |
対応マウント | キヤノンEFマウント用 / ニコンFマウント用 / ソニーAマウント用 *3 ※日本国内での販売は終了いたしました。 |
希望小売価格 | 140,000円(税抜) |
*長さ・質量は、ニコン用の数値です。
*1 長さ:レンズ先端からマウント面まで。
*2 絞り開放から2段絞り込んだ状態まで、ほぼ円形の絞り形状を保ちます。
*3 ソニー用は、ソニー製デジタル一眼レフカメラがボディ内に手ブレ補正機能を搭載しているため、
手ブレ補正機構「VC」を搭載していません。
発売日について
キヤノン用:2013年12月19日 発売
ニコン用:2014年4月30日 発売
ソニー用: 2014年8月2日 (日本市場 先行発売、海外市場は順次発売予定)