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僕は中国をライフワークとして撮影しているが、同じ中華圏の台湾には不思議と縁がなかった。かつて中国語を習っていた先生(といっても僕よりひと回り若い留学生だったが…)が台湾出身で、どこの街並みが美しいとか、台湾に行ったら夜市でかき氷を食べてほしいなどと、お国自慢をよく話してくれた。そんなことをふと思い出し、大陸とは違った世界を見てみようと羽田から台北へ飛び立った。

旅先では自分の足で一日中歩き回るのが僕のスタイル。なので旅の機材はとにかくシンプルだ。レンズも単焦点で広角と標準が一本ずつあればほぼ事足りる。
今回の台湾に持参した機材も、フルサイズのデジタル一眼レフカメラとSP 24-70mm F/2.8 Di VC USD一本だけ。僕の旅のお供にはこれで十分で、ズーム全域で開放F2.8なので、背景をボカしながらのスナップ撮影にはちょうどいい。実際に絞り開放で撮影することが多かったが、大口径ズームにもかかわらず画質は隅々まで良好だった。

さらに強力な手ブレ補正にも助けられた。今回の旅の目的のひとつが、台湾名物の夜市巡り。薄暗い夜市でも、まったく日中と同じようにスナップを楽しめた。僕は基本的に旅で三脚は持っていかないのだが、美しい夜景を前にそれを後悔することもある。今回も三脚なしの旅路だったが、映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルといわれる九份で美しい夜景に出会った。そこでISO感度を少しだけアップ。あとは大口径+手ブレ補正の力で、シャープで鮮やかに写すことができた。

のどかでちょっとノスタルジックな台湾の空気を、SP 24-70mm F/2.8 Di VC USDはしっかりと写し止めてくれたと思う。