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タムロンレンズと出会って数年が経過した。
今回のレンズは以前から待望していた超広角SP15-30mmで撮れる世界の撮影だった。昨年9月のフォトキナで開発を発表したニュースを知った時から早く使用してみたい衝動を感じていた。このレンズを目にした時の印象は何より大口径で曲面のレンズ面と、いぶし銀の帯の太い鏡胴などが刺激的なカタチであった。存在感に溢れ、重量を感じさせないバランスの取れた形状はグッドデザインであり、使い易さの証しだ。

撮影はカリフォルニア州東部に位置するヨセミテ国立公園とヨセミテの背後に連なるシェラネヴァダ山脈の東側を南北に伸びるオーエンズバレー(US-395)である。静かな森林と湖水と草原地帯だ。代表的な一つが塩湖モノレイクの石灰華尖塔群である。奇怪な形状は多様なアングルの撮影で時間を忘れ熱中した。
此処から約5時間、アメリカ本土で最大の広さのデスバレー国立公園である。
砂丘地帯や海面より低い地形は何度、撮影しても新たな発見と出会える。最も好きな場所の一つである。
自然風景は変化に富んだ撮影を楽しめるスポットに溢れていた。タムロンSP15-30mm超広角を駆使した撮影には絶好なランドスケープの連続であった。

自然風景を撮るときに常に心掛けるのは、写真を見る人が臨場感を持ってその風景を共有出来るメッセージとなれる作品(写真)にする事が原点と考えている。川の淵、草原、湖畔、砂丘等に立った時、足もと、眼下の前景から視線のはて、遠景までを撮り込み、深い被写界深度を活用した写真を撮り続けている。
このSP15-30mmレンズのクリアで鋭い解像度の力で表現された世界は写真家にも鑑賞者にも最高の満足を与えてくれる。その写真表現の可能性は無限であり、高性能レンズが撮った写真の手応えは心強いパートナーとして絶対に欠かせないレンズであると実感した。