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私が撮影しているフィールドは手付かずの広大なコロラドプラトーである。地球原風景の宝庫コロラドプラトーはアメリカ南西部4州(アリゾナ、ユタ、ニューメキシコ、コロラド)にまたがっている。カラーカントリー、ロック&キャニオンカントリーとも呼ばれる赤い大地、岩と砂漠の荒涼とした世界である。地球46億年の「時」が創造した風景は地球史の展示上であり、想像を越えた風景が体験できる特異な一帯である。アメリカネイチャーフォトの中心で多くの写真家によって撮影され続けられている。

1992年に撮影を開始してからもう20年、毎年3~5回は訪れ、数えきれない回数と時間を過ごした。同じ所を何度も訪れ、大地と岩が創り上げた異なる表情を撮り、地平線の先の見えない風景をイメージすると、更なる好奇心が湧いてくる。シャッターを押す時は、ダイナミックな大地を吹く風や空気、光や色などを感じさせるべく、臨場感のある構図でインパクトを高めることに心掛けている。

数年前からは、フィルムで撮影したポイントをデジタルで再撮影している。今年は30日間、タムロンSP 24-70mmとSP 70-200mmの2本で風景に向き合った。風と砂塵、砂漠や岩や崖といった撮影には悪条件のフィールドでは、レンズ交換と手ブレが大きなストレスだったが、この2本のレンズを駆使することで意図するイメージの撮影が広がった。被写界深度を生かした広角系の撮影スタイルではSP 24-70mmの使用が約80%だ。82mmの大口径とF2.8の明るさと太めの鏡胴は、適度な重量でホールディングバランスも良く、VC機能ONで手ブレの不安も軽減した。

たとえば、人気のアンテロープキャニオンでは三脚の使用は禁止(ただし別料金のフォトツアーは使用可能)。そこで高感度 (ISO1200) に設定し、VCとカメラ側のノイズ低減をONにした結果、超ローアングルの手持ち撮影が可能になった。表現域の広がりとフットワークを活かしながら、SP 24-70mm F/2.8 (A007) とSP 70-200mm F/2.8 (A009) は、自分のもう一つの「眼」として荒野を一緒に歩き続けることだろう!