水の惑星と呼ばれる地球にあって、小さな島国ながら季節ごとの雨に恵まれ豊かな森におおわれる日本列島は、まさに水の国です。周囲を海に囲まれ2,000~3,000メートルにおよぶ山岳地帯をかかえるため、そこにぶつかった雲が多量の雨や雪を降らせ、列島に生きる植物を、そして動物を支えているのです。我々もその恩恵に預かっていることを、つい忘れがちですが…。
今回、そんな日本列島で出会った水景色や生き物を、タムロンレンズでじっくり撮影しました。使ったレンズは、SP AF28-75mm F/2.8 XR Di、SP AF 90mm F/2.8 Diマクロ、そしてSP AF 180mm F/3.5 Diマクロの3本です。標準ズームの28-75mm F/2.8は、大口径のF2.8ながらフィルターサイズが67mmとコンパクト設計で、しかもズーム全域で33cmまで寄れるため、常に携行していました。そして、90mmと180mmの2本のマクロレンズのお陰で、花だろうが、虫だろうが、あるいは風景だろうが、切れのいいシャープな映像をファインダーで楽しみながら手にすることができました。

我々が暮らすこの日本列島には、じつに多彩で豊かな自然が息づいています。もちろん、大自然のドラマチックな風景美も大いなる魅力ですが、そこに息づく小さな生き物にもレンズを向けてこそ、本当の自然の豊かさが見えてくるのではないでしょうか。そんな想いで、日本の自然にタムロンレンズを向けていると、水が育む森や生き物の活き活きとしたエネルギーまでがリアルに感じ取れるようになりました。そこには、やはりマクロレンズでなければ垣間見ることのできない魅力が隠されているからだと思います。

撮影した作品を並べてみると、改めて日本列島は水の国だということが実感できました。海も、川も、沼も、滝も、そこここに点在し、心地よい水音を響かせています。木や花や虫たち、そして私たち人間も、そんな『水のゆりかご』の上で暮らしているのです。