今回は撮られる側から「撮る側」に目覚めた、CP+でもおなじみのタレント・石井寛子さんの登場です。

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すごい迫力のバイク通勤風景

タムロン18-270mm高倍率ズームレンズとともに、CP+の作品撮りのために訪れた先は、台湾。さらにはモデルも兼任。まさに一人二役。撮る側と撮られる側を自由に行き来できるだけとしか思っていなかったのです。台湾につくまでは…

見たものをそのまま撮影するだけでは、ただの記録写真になってしまいます。その一枚にどれだけ自分の気持ちを委ねられるのかが、最大の課題でした。

台湾についてまず驚いたのが、無数のバイクたち。じっくり粘って撮りたいところですが、ロケ中にスタッフさんを待たせるわけにはいかない。ならば、早起きして集合時間前にこっそり撮影開始。
朝の通勤ラッシュ「3、2、1、GO!」の瞬間を、腰を据えて見守ることができました。


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おばあちゃんと一緒に

次に私が撮影したいと思ったのは、現地の人々。
とにかく時間はないので、ここは相手の懐に飛び込む勇気を持とう!「撮らせて欲しい」という私の意思を、片言の台湾語で猛アピール。親日国である台湾では、幸いなことに声をかけると皆さん気さくに応えてくださって…これには今でも感謝の思いでいっぱいです。

この時、言葉以上に必要不可欠だったのが、相手に笑顔をもって接するということでした。自分がモデルとして写されるときにいつも感じるのが、「自然体で!」とリクエストされても、それは意外と難しいものだということ。そのようにポートレート写真では、撮影者×被写体の関係性が顕著に表われるのです。


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もの想い

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人生初のセルフポートレート

私自身が双方の立場を経験し、身をもって痛感したことは、撮影者が何かしらのアクションを起こさなければ、レンズ越しの意思疎通はなし得ないということ。これは写真の世界だけではなく、すなわち、自分の人生においても「待っているだけでは始まらない」のだと思います。

慌ただしい日が続く中、ふと大好きなあの写真を眺めてみた。人生初のセルフポートレート。土砂降りの雨に打たれながら葛藤している私。この気持ちを決して忘れまいと思いシャッターを切りました。写真は自分の心の鏡。思う存分晒して、そして見つめ直して…自分探しの旅を、せいいっぱい楽しもうではありませんか。

※写真は4点ともに、タムロン18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD(Model B008)で撮影